バレンタインデーのプレゼントにふさわしい、スペシャルなチョコレートを、世界中から探していたALACARTEがたどりついたのが、歴史と伝統に育まれ、高い品質と抜群のおいしさで、世界的にも高い評価を得ているベルギーチョコレートでした。以来、ベルギーチョコレートにこだわって様々な商品を企画し、ご提供を続けています。
ヨーロッパのチョコレートの多くは、当初、南アメリカ産のカカオ豆で製造されていました。しかし、フランス、イギリス、ドイツなどが競ってアフリカ各地を統治するようになると、それぞれの植民地でカカオの栽培が始まり、その結果、さまざまな土地に、さまざまな種類のカカオ豆が誕生することとなりました。当然、自国のチョコレートは自国の植民地産のカカオ豆で製造するので、チョコレートの味や香りが国ごとに異なる、という現象が生じました(たとえばフランスのチョコレートは苦め、ドイツは甘め)。
ところがベルギーの場合、統治国のコンゴがカカオの栽培に適さない地域であったため、近隣各地の植民地から色々な種類のカカオ豆を仕入れるほかありませんでした。
しかしこの、「色々な土地のカカオ豆をミックスする」という工夫が、ベルギーチョコレートの発達を後押しすることになるのです。様々な地域のカカオ豆を厳選し、ブレンドに工夫することで創り出されるベルギーのチョコレートは、風味豊かでおいしいものへと洗練されて行きます。
ナッツ類をペースト状にして、フレーバーで味を付けた「プラリネ」は、20世紀前半のベルギーで誕生しました。様々な味付けや工夫を加えることが可能なプラリネの誕生は、チョコレートの発展に大きく貢献し、ベルギーはヨーロッパにおけるチョコレート文化の中心地となりました。ベルギーの人達は現在でも、自国のチョコレートは「チョコレート」と呼ばず、誇りを込めて「プラリネ」と呼んでいます。
ヨーロッパのチョコレートショップは日本で言えば和菓子屋さん、チョコレートはお饅頭やお煎餅といった感覚です。知人宅への手土産や、クリスマスなど四季の行事のプレゼントに、チョコレートを贈ることは日常的な習慣になっています。
また、現在でも、ベルギー全土で約2000軒ものチョコレートショップが営業しており、長い歴史の中から生まれた独特の製法を守り続けています。